扶養とは2種類あることを確認しましょう

退職しました。しばらく就職できそうもないので扶養に入りたいと思っていますが・・・。

という質問をよく受けます。

おそらく健康保険の扶養のことを意味しているかと思いますが、扶養とは次の2種類あります。

扶養といえば、ほとんどがこちらの意味で使われます。

健康保険の扶養とか、配偶者(夫や妻)であれば年金の扶養とか言われますが、健康保険の扶養のことを意味していることがほとんどです。

退職すると会社に健康保険証を返却しますので病院に行くときの健康保険証がありません。ですので、歯医者や病院などに通っている方にとっては健康保険証が心配になるからだと思います。

社会保険をやめた後に選択できる健康保険の制度は主に以下の3つになります。

  1. 健康保険の扶養に入ること
    配偶者(夫や妻)や父母などが加入している健康保険の扶養に入ることです。
  2. 国民健康保険切り替える
  3. 健康保険の任意継続をする。土建(建設業従事者が加入する建設業界の国民健康保険組合)加入者もこの選択肢を選択可能です。
    (このカテゴリでは触れていません)

国民健康保険への切り替えは簡単ですが、健康保険の扶養に入るための手続や要件は難しいところと簡単なところがあります。

税金を安くするための扶養のことです。(所得税・住民税が安くなります。)

以下の条件を満たす場合は税金の扶養に入ることができます。

  1. 扶養に入る方(この記事でいうところの退職した方)の所得(その年の1月から12月までの間の所得)が一定金額以内であること
  2. 扶養に入れる方の所得が一定金額以内であること
  • 扶養控除申告書の見本→税務署へのリンク(PDF)(平成31年のもの)
  • 平成30年度より配偶者控除を受けられる要件が変更になりました

このカテゴリの記事の中ではこの2つの違いをご説明しますが、専門用語の整理をしないと説明が難しいので以下のように整理しておきます。

扶養

このカテゴリの中の扶養とは主に健康保険の扶養のことを意味します。

税扶養

税金の扶養ということを意味します。という字がついているかどうかが重要です。

被扶養者

扶養される人のことを言います。という字がついているかどうで見分けます。(「被」とは「される」という意味です。)

扶養者

扶養する人のことを言います。

扶養する人は、主には配偶者(夫や妻)のことがほとんどですが、兄弟姉妹、父母、なども扶養者になることがあります

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