職業訓練の申込方法と入校までの手順・手続きについて解説

職業訓練

職業訓練の申込方法と入校までの手順・手続きについて解説

就職・転職に役立つ職業訓練。

希望の仕事に就くためのスキルを習得できます。

 

この記事では、職業訓練に通う為の申込方法と入校までの手順・手続きを紹介します。

まずは手続きの全体像をご覧ください。

職業訓練の申込・手続きの流れ

通常は上記のイメージで申込手続きを進めていきます。

 

受けたいコースを選ぶ(任意)

必須ではありませんが、まずは受けたいコースを選ぶと手続きがスムーズです。

どの時期にどんなコースがあるのかは職業訓練検索サービスから調べられます。

 

下記のように条件を絞って検索し、気になるコースをいくつかピックアップしてみましょう。

  • 雇用保険受給資格のある方:公共職業訓練
  • 雇用保険受給資格のない方:求職者支援訓練

気になるコースが見つからない場合やどうしても選びきれない場合は、ハローワークで訓練相談をする際にその旨を相談するのもありです。

 

職業訓練で失敗しない為の選び方や注意点・年代別おすすめコースを紹介

 

求職登録を行う

次に、ハローワークで求職登録(求職申込)を行います。

求職登録することで、訓練相談や職業相談などハローワークの様々なサービスを利用できるようになります。

 

ご自身の住所を管轄するハローワークに出向いて、窓口で求職登録したい旨を伝えるといいでしょう。

求職登録を行う際、申込書に下記の項目を記入する欄があります。

  • 希望職種
  • 希望勤務地
  • 希望勤務時間
  • 希望する待遇
  • 学歴・職歴
  • 保有資格
  • 訓練受講歴

など。

会社の在籍期間や資格の取得年月を書く欄もあったりするので、あらかじめ把握しておくと無難です。

 

希望職種欄には受講したい訓練と関連する職種を記入しておくと、訓練相談の時にアピールしやすくなります。

例えば、簿記コースに通いたいなら「経理事務」「一般事務」などです。

 

訓練相談を行う

求職登録が済んだら、同じくハローワーク内の訓練相談窓口で相談します。

訓練の概要について説明を受けられるほか、

「私のケースでも給付金をもらいながら通えるか?」

など、お金に関することも個別に質問できます。

 

訓練相談を行う際は、就職意欲があることや訓練の必要性を上手く伝えるのがポイントです。

就職意欲がない・訓練の必要性がないと判断されると、

「あなたに訓練は必要ありませんね」

「訓練を受けずに就職したほうがいいんじゃない?」

と言われてしまうことがあるので要注意。

 

“あらかじめコース選びをしておいたほうがいい”としたのも、このことからです。

「○○の仕事をしたい。その為に○○のスキルが足りない、だからこの訓練を受けたい」

という感じで、具体的に訓練の必要性を答えられるようにしておくといいでしょう。

 

説明会に参加する(任意)

訓練校によっては、説明会(または見学会)を実施している場合があります。

教室の雰囲気や細かい疑問点を質問できたりするので、なるべく参加するのがおすすめです。

(説明会はハローワーク内で行われるケースと訓練校で行われるケースがあります)

 

受講申込を行う

ハローワークで「訓練する必要がある」と判断されると、実際に受講申込を行えます。

願書(受講申込書)に記入する項目は、例えば下記のようなものがあります。

  • 学歴
  • 職歴(直近3つ程度)
  • 保有資格
  • 志望動機

ここで記入する志望動機も選考に影響しうるので、就職意欲や訓練の必要性をしっかりアピールしましょう。

 

選考試験を受ける

次に、職業訓練校で選考試験を受けます。

通常は筆記と面接による選考が行われますが、訓練校によっては筆記のみ・面接のみの場合もあるので事前に確認してください。

合格発表は選考試験から1週間程度、郵送または訓練校内貼り出しで通知されます。

 

職業訓練の選考試験に合格するには【面接のコツなど訓練校側の視点で解説】

 

入校手続きを行う

選考試験に合格したら、ハローワークで入校手続きを行います。

公共職業訓練か求職者支援訓練かによって手続き内容は異なりますが、

  • 正式に受講指示を受ける
  • 就職支援計画書を作る

などの手続きがあります。

指示に従って手続きを進めてください。

 

入校

入校式に参加し、晴れて入校となります。

就職に向けて有意義な訓練にしてください!

 

 

職業訓練Q&A

職業訓練についてのよくある質問にサクッと答えてみました。

参考にしていただけると嬉しいです。

 

受講費用はかかりますか?

受講料は基本的に無料ですが、テキスト代や資格試験の受験料などは自己負担です。

 

主婦でも職業訓練を受けられますか?

主婦の方でも職業訓練を受けられます。

具体的には、雇用保険受給資格のない方が対象の「求職者支援訓練」の受講が想定されます。

 

年齢制限はありますか?

若年者限定コースなど一部の例外を除けば、基本的に年齢制限はありません。

ですが”就職が目的”という性質上、年齢が高い方ほど入校が難しいのが現状です。

 

資格や免許が取れる訓練はありますか?

資格や免許が取れる訓練もあります。

ただし多くの場合、自動的に資格が取れるわけではなく試験を受けて合格する必要があります。

(介護コースなどでは一定の修了要件を満たすことで資格が取れる訓練もあります)

 

授業は毎日ありますか?

基本的に平日は毎日授業があります。

(土日・祝日は休み)

 

授業時間は一日6時間程度で、1コマごとに10分の休憩時間と、お昼に1時間の休憩時間がある場合が多いです。

訓練校にもよりますが、通常は9時~10時ぐらいから授業が始まります。

 

掃除当番が割り振られることもあるので、放課後は時間に余裕をもって予定を入れたほうがいいでしょう。

 

職業訓練の手続きはハローワークで

最後に、手続きの流れを再度載せておきます。

職業訓練の申込・手続きの流れ

まずは職業訓練検索サービスで気になるコースをピックアップしてからハローワークに行くとスムーズです。

また、訓練相談を行う時にも就職意欲などチェックされていることを念頭において臨むのがポイント。

 

ぜひ、職業訓練を活用してください!

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