まずはどこのハローワークに提出するかを確認しましょう
失業保険の手続きをするハローワークは勝手に選んでよいのではなく、自分の住所を管轄するハローワークです。
ハローワークには『管轄区域』というのがあり違うところに行ってしまうと手続きしてくれませんので、行く前にしっかり確認しておきましょう。
ハローワークに到着しましたら、いよいよ手続きの開始です。
失業保険の申込の手続きの流れは、大きく分けて2ステップに分かれます。
最初にするのは求職申込書の提出
ハローワークに到着。
入り口に『初めての方はこちらへ』と書かれた張り紙か看板が出ているかと思います。
そこで指定されている受付に行って、
すると、必要書類がそろっているかをチェックされ、求職申込書を渡され、
求職申込書に書き込んだら指定された窓口に提出。名前を呼ばれるまで待ちましょう。
順番が来ると、記入した求職申込書がチェックが始まります。
あとは書き込んだ内容に間違いがなければ、ハローワークの情報に登録され、求職の申込みの手続きは終了。簡単ですね。
さて、次はいよいよ失業保険(求職者給付)の申込手続きになります。
失業保険の手続き
失業保険の申込は、先ほど求職申込書を提出した窓口と違う窓口を案内されます。
その窓口では、再び書類のチェックから始まります。
ここでは何をするのかといいますと以下の通りです。
- 離職票1を見て、銀行口座番号の確認
- 離職票2を見て、なぜ失業したかの確認
- 諸注意や連絡事項を受ける(内容は後述します)
ハローワークの窓口の人は
複雑な問題であれば、ハローワークの窓口の人が
食い違いがあり訂正が必要となると受給手続きが遅れる可能性もありますが、
このやりとりの中で失業保険をもらえる期間が決まりますので、正直に答えましょう。
ここで妥協して得するようなことは全くありませんよ。
諸注意や連絡事項
ひととおりの手続きが完了しましたら、その日は以下の説明を受けて終了となります。
- 申込をした日から7日間は全く仕事をしてはならないこと。
申込日から7日間のことを待機期間といいます。
申込日から7日間失業中であったことを『待機期間の満了』といい、これを満了しなければ失業保険はもらえない決まりになっています。
つまり、7日間は完全失業中である必要があります。 - ハローワークに来なければいけない日(この日を出頭日と言ったりします)
最初の出頭日は申込日から7〜10日以内の平日を指定されます。
時間は午前になるか午後になるかは分かりません。
この日に2時間程度のビデオを見ます。
この出頭日は2〜3日程度であれば変更は可能です。ただし、定員がありますので変更可能かどうかは確認しましょう。 - 初回認定日
失業保険の申込をした日から28日後です。この認定日の変更は原則として不可能です。
何か質問・疑問があればその場で聞いておきましょう。
私はこの日に教育訓練給付の資格があるかどうかを確認してもらいました。
以上で失業保険の申込手続きについては全て完了になります。
混雑していなければ、全ての手続きに要する時間はおよそ1時間から2時間程度。
申込が終わったら居残っていても仕方がないので帰りましょう。
関連ページ
- 失業保険の金額を計算
- 失業保険の受給額がいくらになるかを計算します。過去6カ月間の給与が分かれば、1ヶ月単位の給付額と、受給期間における総額が計算できます。
- 申請に必要な書類
- 失業保険の受給申請に行くには必要な書類があります。離職票がなければハローワークに行っても手続きが先に進みません。
- 認定日のスケジュール
- 認定日の日程は最初にハローワークに行って失業保険の手続きをした日で自動的に決定します。何か特別な予定がある人はしっかりスケジュールを確認てから行きましょう。
- 最初に振込まれる金額
- 1回目に受給できる失業保険は満額ではありません。振込金額は待期期間と給付制限期間を考えて計算する必要があります。